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Windowsから読めなくなったディスクの救済

まぁ Windowsが起動しなくなってしまい、前者の条件に当てはまって途方に暮れている人向け。*1
後者の条件がポイントやね。

  • ドライブ単体を SATA-USB変換アダプタの類を使って WindowsPCへ繋げても認識してくれない
  • LinuxPCへ直に接続すると読める。

基本的な流れは「Slackwareのインストール CDから起動して、ディスクを読める状態にし、cifs経由で生きている WindowsPC上へ書き出す。」って感じ。

  1. Slackwareのインストール CDから起動

    今回は Slackware64 13.37の DVDを利用。

  2. ネットワークの設定
    # setup

    「SOURCE – Install from FTP/HTTP server」を選択し、サーバの入力画面になったらキャンセルして setupを終了。

  3. ディスクをマウント。
    # mkdir /src
    # mount /dev/sda2 /src -o ro
  4. 転送先をマウント。
    # mkdir /dst
    # mount //192.168.0.54/share /dst -o iocharset=utf8,user=administrator

    WindowsPCのアドレス、共有名、ユーザー名は適当に、必要と言われればパスワードを入力。

  5. 転送
    # cd /src
    # tar cf - . ; (cd /dst ; tar xf -)
    

    後はひたすら待つ。
    こうなった経緯上、IOエラーの類が出て読めないファイルがあるだろうけど諦める。
    進捗は WindowsPC上で書き込み状況を見るか、展開側の tarを xvfにでも。

今回のケース、単に「ディスクが壊れて Windows起動に必要なファイルが読めなくなる」→「Windows起動不可」→「SATA-USB変換アダプタの問題でディスクを認識しない」ってなコンボだとは思う。
でなけりゃ こんなお手軽解決が出来るわけないからね。
別に LinuxPCを使わなくても、生きている WindowsPCへ直接接続してやれば読める可能性が高い。
それを指示しなかったのは Windowsから読み取り専用でマウントする方法を知らなかったから。
犯罪現場じゃないけど「現場を荒らすな」が鉄則で、本当に必要なデータであれば火を入れるのでさえためらうべき。

今回の件から学ぶべき教訓は…『時には諦めることも必要だ』と言うこと(ぉ


*1 ここ数ヶ月で立て続けに二件も発生しているので諦めている人って割とおおいのかもね。

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