アルファ/ベータで操作が異なるとは思えないけど、とりあえずベータ版を対象に。
まずはGoogleグループにて「グループを作成」を選択し、適当なグループを作る。*1
必要なら適当に設定をいじる。
- 他のメンバーを見られないように。
管理-権限-アクセス権限から「メンバーを表示」を「グループのオーナー」だけに。 - 他のメンバーのメールアドレスを見られないように。
管理-権限-アクセス権限から「メンバーのメール アドレスを表示」を「グループのオーナー」だけに。 - 頒布対象の管理用なので投稿をできないように。
管理-権限-基本的な権限から「投稿」を「グループのオーナー」だけに。
ベータ版についてのディスカッションの場にするようなら「全てのメンバー」でもいいよね。 - 誰でもは参加はできないように。
管理-権限-基本的な権限から「グループに参加 」を「招待されたユーザーのみ」に。
クローズドテストでなければ不要だね。
デベロッパーコンソールからベータ版の apkをアップロード。
「テスターのリストを管理」を選択すると「アプリのベータ テスト版を提供するユーザー」というダイアログが表示されるので「Add Google Groups or Google+ Communities」欄にグループのメールアドレス(XXXX@googlegroups.com)を入力して「追加」を押す。
この時、「Share the following link with your testers. 」欄に「https://play.google.com/apps/testing/XXXX」ってな感じのテストに参加するための URLが表示される。*2
この URLへアクセスするとテストに参加する意向を確認できるので、その旨グループのウェルカムメッセージにでも書いておくのが良いかと。
要点は以下のような感じ?
- テスターの管理は Googleグループか Google+コミュニティを使用し、オープンテストかクローズドテストか等もそちらへ一任。
- テスターとして登録したアカウントに紐付けられている端末からアプリケーションのインストール/更新を行った際、インストール/更新対象にベータ版が含まれるようになるだけで、特に何かをする必要はない。
- ストアへの掲載情報は特に分けられてはいない。
- テスターを止める時は参加した時の URLへアクセスして「テスト終了」を選択するだけだけど、公開版を使うにはテスト板をアンインストールして公開版を再インストールする必要があるようなので*3 、情報を蓄積するタイプのアプリケーションは保存&読込機能の類が必須かと。
- ベータ版をそのまま公開版に昇格することもできるし*4 、公開版の段階的公開との違いはユーザーを明示的に限定できる点だけ…だと思われる。
前述の「公開版を使うにはテスト板をアンインストールする必要がある」というのは「Google playではアプリのバージョンダウンは行うことができない」という点から来ている(はず)なので、昇格して公開版になった時には特に入れ直す必要はない。
ただし、テストを止める処理を行わないと新たなベータ版が出た時点でそちらがインストールされることになるけど。
自分の場合、テスターは自分だけなのでこんなもんかね。
2013/07/09追記
開発をやっている人はわかると思うけど、公開版を動かしている端末で公開前の .apkを動かすのって一手間かかるのよね。
その端末でしか再現しない不具合の検証とかだったら仕方ないけど、「一通り仕上がりました。公開前に開発機以外の端末で最終チェック」というだけだったら手間をかけたくない。
こういう時、テスター限定で公開できるこの機能はすごく便利だわ。
2013/07/23追記
バージョン管理システムと併用し、機能ブランチの切りが良い時点でアルファ版としてテスト、採用が決まった時点で trunkへマージしてベータ版としてテスト。
ベータ版が落ち着いた時点で公開版に昇格してタグを作成。
公開版で問題があったらタグからブランチして修正してベータ版として修正を確認&公開版へ昇格みたいな感じで進めてる。*5
2013/10/28追記
この仕組みができてから初めて新規アプリを作成。
どうやら、公開版を作成しない限り playに全く出てこないらしいね。
テスターになっても明示的にダウンロード URLへ飛ばない限り全くわからない。
自身向けの永遠のベータアプリには好都合。
2014/04/07追記
最近、デベロッパーコンソールで指定する「最近の変更点」が APKをアップロードするごとに記入するように変わった。
かなり前から将来的にはこうなるようなことを言っていたのが実現したようだ。
便利なような面倒なような、微妙な感じではあるが。
で、アルファ/ベータ版で「実験的に XXXしてみた」的な最終的には削除したいような文言はどうなるかというと…ベータ版や製品版へのプロモート時に改めて入力を促されるだけでなくAPKの詳細から随時変更できるようだ。
なので、アルファ/ベータ版では事細かに「YYYしてみた」「やっぱり戻した」等々書いて、製品版では「ZZZを実装」と結論だけ書くように出来る。
こういう仕様になったので、アルファ版/ベータ版/製品版どれをダウンロードするユーザーにも同一の変更点テキストを表示していたのがダウンロードする版によって適切な変更点テキストを表示できるようになったと。
FYI : アプリの最新情報を説明する
2015/08/01追記
今までは Google+から Googleグループを使う必要があったけど、メールアドレスリストの編集だけのクローズドテスト、ユーザーがメールアドレスを登録するだけのオープンテストが実装された。
リストの使い回しとか複数リストを組み合わせたりとか出来るし、csvで一括登録なんてのも出来るので良いね。
順次切り替えていく予定。
Google Play ベータテスト版
APKの更新をしようと思ったら、「ベータ版テスト」「アルファ版テスト」なんてアッ…