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久米島ツアー 1本目(Dive 695/計画)

昨年 7月のヒデンチガマ アタック(1,2)から半年、リベンジのために再来。
今回は最初からタンクを 5本用意し、空気&酸素で減圧するには限界に近いのではないかと思われる 38m/80分+減圧 2時間の潜水&減圧計画で挑む。
穴へは 3本で進入し、ガリガリ穴の先をバックガスで進む予定。
昼前に久米島入りしてもエントリするのは 15時近い。
穴への進入は特に問題ないけれど、エントリからステージして進入まで 10分程度要するのはもったいないね。
ホールの奥まで進み、ラインの状態を確認。
もはや半分腐っていて、「切れる – 結ぶために引っ張る – 別の箇所が切れる」状態。
以前から「そのうち張り直す必要があるね」とは話していたし、初日と言うこともあり比較的状態の良いガリガリ穴の先までのラインを張り直すことに。
リーダーが作業をしている間、自分ともう一人は待機していたのだけど、そこで異変が。
ダイブタイム 40分過ぎぐらいかな?
コンピュータが表示している、減圧を含めた総ダイブタイムが 80分に達しようとするのを目にした瞬間にスイッチが入ってしまったみたい。
「え?もうこんな時間?リーダーは何故戻ってこないの?そもそもライトが動いて無くない?もう一人は何故に平然としているの???」次から次に疑問が頭をよぎる。
そうしている間にもコンピュータが示す時間は凄いペースで増えていく。
もう一人に「時間、時間!!」と合図しても返ってくるのは「もう少し待とう」「出口までは 20分もかからない」という冷静な返事。
「計画時間を大幅に超えているのに 20分も何もないじゃん???」
もはや耐えられなくなり、頭の中を罪悪感で一杯にしながら一人で出口へ。
穴から出て、「ただでさえ 2時間の減圧が必要なのに予備のガスで減圧を完了できるのか???」と不安に駆られながら減圧に入る。
一人寂しく減圧をしていると、一緒に待機していた一人が穴から出てくるのが目に入る。
すぐに減圧に入るのかと思いきや、余裕たっぷりに穴の中をのぞき込んでいる様子。
この頃になると窒素酔いも抜けており、冷静になりつつある頭が「もしかして、計画をオーバーなんてのは自分の勘違いでは?」という疑問を処理し出す。
改めてダイブタイムを確認すると未だ 70分…_no
穴の入口まで戻り、リーダーが出てくるのを待って改めて減圧に入る。
勘違いに気づく程度の冷静さは戻ったけれど、それでも引きずっているようでアンカーポイントからのラインを回収し忘れた…_no
既に減圧に入っている中で回収に戻るわけにもいかず、「明日、回収しよう」と諦めることに。
ちなみに、パニクッて出てきたときはラインのことなど欠片も頭になかった。
というわけで、初日のアタックは個人的には惨敗。
チーム的にはガリガリ穴奥までラインを張り直して明日へ繋がるダイブでしたと。

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