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boostで意図しない VCバージョンのライブラリが出来てしまう

自分は未だに VS2005を使っており、Windows SDKをインストールしてアプリを開発している。
で、boostのライブラリを作成すると libboost_XXX-vc100-mt-s-1_55.libってなライブラリが出来てしまう事がある。
VS2005を使っているので libboost_XXX-vc80-mt-s-1_55.libってなライブラリが作られないと困るのにだ。
原因は bjamが出力ファイルを推測するときに Windows SDKとともにインストールされた VC10.0を見つけてしまうことにある…っぽい。*1
というわけで、元凶となる VC10.0を削除したいのだけど、Windows SDKのインストール時以外は削除できないみたい。
仕方がないのでプログラムと機能から以下を削除してしまう。
・Microsoft Visual C++ Compilers 2010 Standard – enu -x64
・Microsoft Visual C++ Compilers 2010 Standard – enu -x86
以上で無事に vc80なライブラリが作られるようになる。
削除してから気がついたけど、ログを見るに、bjamに “–toolset-root=C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 8\VC” というオプションを指定してやれば逃げられる気がしないでもない。


*1 toolsetは msvc-8.0と指定しているのだけどね。

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