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HYUNDAI A7 HDを入手

Android 4.0.3(ICS)を搭載した、所謂「中華パッド」である。

ハードウェアについてざっと。

  • 梱包
    本体が入った箱と ACアダプタなどが入った箱とが別れている。
    単にパッケージの共通化によるコストダウンな気もするが、本体の箱は 1cm程度の厚みしか無く、「おぉ 薄いな」と思わせる効果がある。
  • 大きさ
    Sony Tablet Sは9.4インチで新聞でも持つ感じだったけど、こいつは 7インチのハンドブックサイズで片手におさまる。
    所謂スマートフォンのサイズって普段使いには大きいし、大きいコンテンツを見るには小さいし、中途半端だよな。
  • 質感
    「中華」という言葉から感じる安っぽさはあまりない。
    裏面など梨地処理されたアルミ製でかなり良い感じ。
    ただ、サイドのフレームを構成するプラスチック部分はかなり安っぽい。*1
    まぁ この辺は値段相応かな。*2
  • USB
    端子はOTGに対応したミニ ABタイプ。*3
    カードリーダを接続して CFカードのデータが読めるのを確認。*4
    玄人志向のGW2.5AI-SU2を介して 2.5in HDDを繋げてみたけどうまく読めなかった。*5
  • USBからの充電
    充電用の ACアダプタと専用の口があるけど、USB端子からの充電にも対応。*6
    ただし、相当の電力を食うようで通常の 500mA給電だとほとんど充電が進まない。
    800mAの ACアダプタを使っても動きっぱなしだと消費の方が多い。
    付属の ACアダプタは 2Aなので「いざとなれば USB経由でも充電できる」というレベルなんだろうな。
    ちなみにこいつをつなげたポートはしばらく給電能力を喪失していた。
    USBのプロトコルに従ってないようで、そもそも PCにつなげるのが怖いのだけど HDDケースを買ったときに付いてきた二股ケーブルで二つのポートから給電することで逃げることにしよう。
  • SDカード
    「TF CARD」という表記になっているのはコストの問題か。
    PCと USB接続すると内蔵メモリである「/mnt/sdcard/」と SDカードである「/mnt/extsd/」の両方がマスストレージデバイスとして見えてくれるので取り扱いは楽。
  • イヤフォン端子
    日本で一般的な 3.5mmではなく、2.5mmのタイプ。
    しょぼいイヤフォンが付属しているけど、こいつで音楽や動画を見ることはないので埋めてしまおう。
  • カメラ
    これまたしょぼいフロントカメラが一つ。
    これも目隠ししてしまおう。
  • 電池消費量
    一通りの設定をして一晩放置。
    1%/時程度かな。
    消費率的には Wi-Fiしか使わない状態の IDEOSと同程度で、一週間は厳しいと言うところか。
    悪くはないけど、もう少し保って欲しい気もする。
    ただ、電池使用量のグラフを見ると「スリープ無し」が延々と続いている状態でこれなので、改善可能なのかも知れない。
  • Wi-Fi
    感度は別に悪くない…と思う。
    APは壁一枚挟んだ屋根裏に設置してあるのだけど、捕まえるし、別段遅いとも思わないので。
    スリープによる On/Offはほとんど一瞬で切り替わる。*7
    IDEOでも数秒だし、何十秒も要する Sony Tabletが駄目な子なのか?
  • 画面の自動回転
    わずかに傾けただけで縦から横に回転してしまうことがたまにある。
    ノイズでも入るのか、回転が安定しないこともある。
    まぁ 基本的に自動回転は使わないのでどうと言うことはない。

ソフト面

  • ファームウェア
    購入時点で「0424」と言われている「RKS7S01_A7HD_20120424.rar」が焼かれていた。
  • USBドライバ
    Android SDKに含まれる USBドライバが使える。
    android_winusb.infの「Google.NTx86」*8 セクションに「%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\Vid_18d1&Pid_0003&MI_01」を追加して完了。
  • GoogleMapはインストールされていない。
    GPSが内蔵されていないことと関係があるのかな?
    「外付けの GPSを用意すればいいや」と考えていたのでちと困った。
  • ダイアログのボタン
    以前は左から右へ「OK」「キャンセル」が並んでいたけど、ICSから逆になっているんだよな。
    いつか間違いそうで怖い。
  • Google Play
    アクセス自体は問題ないのだけど、対応していないアプリがかなり多い。
    ベンダーが「unknown」になっているのが原因なのか?4.0なのが問題なのか?

代理店にて日本語化とかしてあるけど、とりあえずリセット。
中文環境を手探りで日本語環境に。

2012/05/16追記

待機時ので電池消費は Wi-Fiオフ、同期オフで機内モードにして 0.6%/時程度。

2012/05/17追記

いつの間にか「手机2012」が起動して電池を食っている。
Titanium Backupを導入し、中華アプリを全てアンインストール。

2012/05/24追記

Playストアで対応しないアプリが多い点について、4.0.3へ更新した Sony Tablet Sでは同じアプリが大丈夫だったので 4.0が問題なわけではないんだな。
解像度という可能性も。

2012/05/26追記

WiFi接続にてアプリの開発に使い続けて 10時間で 80%ほど消費。

2012/05/27追記

10%まで落ちたところで ACアダプタを使って充電。
90分で 42%、180分で 85%、240分で 99%*9 に。

2012/07/02追記

公式ファームが更新される中CM9を入れてみたりAOKPを入れてみたりした結果、当面は AOKPを追いかけることにした。

用途としては縦書きビューワにて青空文庫を読んだり自作の野良アプリを数種動かす程度。

2012/07/05追記

そういえば、ACアダプタ使用時にタッチパネルが挙動不審*10 になるのはうちでも再現する。
まぁ うちでは ACアダプタ自体滅多に使わないので実害無いのだけど、常用するようだと使い物にならないレベルではある。

2012/07/30追記

今までは自宅と会社でしか WiFi接続しなかったので感度が悪いという話を実感できなかったけど、石垣で電波はつかんでいるようだけど接続までいかない状態になり、改善を試みようかと思い立った。

2012/08/03追記

Wifi Analyzerで調べた結果、IDEOSと共に -60~-70dBをうろうろで A7HDが特別劣っているような事はない。
ただ、A7HDの方が -70dB側に振れている時間が長い気はする。

この状態だと一部で言われている「殻割り&コイルの向き変更」はちょっとなぁ

2012/12/18追記

かなり前から公式のファームウェアが消えているし、通販ショップも在庫無しが大半。*11
CyanogenModのポートも 9月で打ち切られているし、基本的には終わったタブレットかな。
まぁ スペック的には十分なので今後も開発機として活躍予定。

2013/01/10追記

いつの間にか電源が切れており、電源ボタンを押しても電池マークに三角形と感嘆符*12 を組み合わせたアイコン*13 が出るだけで充電も起動も出来ない状態に。

2013/01/11追記

開腹して電池の電圧を測ってみると 4Vちょいあり*14 、電池が死んでいるというわけでは無さそう。
半田ごてを使って電池からのリードを外し、ACアダプタを接続してみると無事に起動する。
再びリードを接続してみると充電できるようになった。

電池の状態に関するデータがおかしな事になっていて、電池を外したことでリセットされた?*15

なんにしろ、開発機として復旧。

2013/01/14追記

落ちる時って、バッテリ残量が一気に減って、自らシャットダウンって事なのかね?

2013/05/09追記

購入からほぼ一年、USB端子が逝かれ気味か。

充電は出来るけど、USB機器として認識されなくなってしまった。

開発機としてはネットワーク経由で接続することでなんとかなっているけど、そろそろ寿命かねぇ

2013/07/20追記

ファームをクリーンインストールし治したら USB機器として認識するようになった。
ソフトウェア的な問題だったのか?

2013/10/21追記

また「充電はできるけど USB機器として認識しない」病に。
クリーンインストールすれば治るであろうとは思っても、面倒だな。


*1 実際、パーティングラインのバリが酷いので自分で処理。金型技術が未熟なのか?

*2 安い品は \8,000程度、高いのでも \20,000前後の中華パッドにおいて、\15,000と微妙な価格付けのモデルだからね。

*3 ミニB-ノーマルAのケーブルは良いとして、ミニAB-ノーマルAの短いケーブルが付属していたのはラッキー。

*4 ちなみに Windowsで言う「ハードウェアの安全な取り外し」は「ホーム – 設定 – ストレージ」にある「SDカードのマウント解除」という項目で行う。

*5 時間のある時にコンソールから良く確認してみよう。

*6 これ、なにげに重要。

*7 外から ping打って確認。

*8 x64環境なら[Google.NTamd64]

*9 100%まで行くときと 99%で止まるときがあるんだよな。

*10 具体的にはタッチ箇所が安定しなくなり、長押しが現実的に不可能になる

*11 いまだに在庫持っているところは不良在庫だろうな。

*12 所謂「ビックリマーク」

*13 検索用キーワード: △!

*14 リチウムイオン二次電池の放電終止電圧は 2.5V程度。

*15 十分に充電されているのに落ちることがある点にも合致する。

HYUNDAI A7 HDを入手」への5件のフィードバック

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